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国語と社会

 国語で社会を学び、社会で国語を学ぶ。これが、播磨塾の授業スタイルです。

 例えば、古文で、ー枕草子の大納言殿参り給ひてーを扱ったとします。ここでの登場人物は、一条天皇、中宮定子、藤原伊周、清少納言自身ですが、解説として、系図を書いて、道隆、隆家、道長、彰子、紫式部の説明まではすることにしています。そうすることによって、古文の知識と同時に日本史の知識をも定着できると考えるからです。古文で語られているエピソードが如実に摂関政治の全盛期を語ってくれていると考えるからです。

 もう一例、取りあげたいのですが、最近の論説文についてなのですが、哲学・思想が減り、インターネットなど卑近なテーマが多くなったと言われてますが、グローバル化や資本主義については、今でもよく取り上げられるテーマです。

 ここで取り上げられる、資本主義、社会主義、重商主義、中世、近世、近代、現代という用語は社会科の用語ですが、言葉の意味だけ説明されてもピンと来ないものです。国語の時間に咀嚼し、腑に落ちてこそ使えるものです。

  社会の授業で語彙を増やし、国語の時間に深く考察する。こうすることによって相乗効果を生む。これがこの方式の狙いです。そして、手前味噌ではありますが、この方式は成功してきました。

  播磨塾の授業の中で、是非、皆さんに体験して頂きたい授業の一つです。


 
 
 

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